歯周病について
2018年11月7日
皆さんこんにちは。
小倉北区で30年、この地域の患者様のお口の健康をお守りしてきました二階堂歯科医院です。
歯周病は歯ぐきから血が出るだけの病気だと思ってはいませんか?
実際は、自覚症状がないままじわじわと進行していき、悪化すると歯が抜けてしまうこともある怖い病気です。
今回は、歯周病についてお話いたします。
歯周病は、細菌に感染することで起こる病気です。歯周病の患者さんは日本人の成人の約80%と言われています。
歯と歯肉の境目がしっかりと清掃されていないと、細菌がいついて歯肉に炎症を起こします。この段階ではほとんど痛みはありません。
細菌が歯と歯肉の境目に入り込むと、徐々に歯周ポケットというすき間が生まれていきます。歯周ポケットに入り込んだ細菌は、歯肉だけでなく歯を支える骨(歯槽骨)まで侵すようになり、歯肉と歯槽骨は衰えていきます。歯肉からは血だけでなく膿も出るようになり、口臭も強くなっていきます。
やがて歯を支えきれなくなり、歯はグラついたり抜けてしまいます。
次の項目で該当するものがないかどうか確認してみましょう。
☑歯ぐきが赤く腫れている
☑歯を磨くと、歯ブラシやすすいだ水に血が混じる
☑歯ぐきがやせてきた
☑お口の臭いが気になる
☑歯と歯の間に食べ物がつまりやすくなった
☑歯と歯の間にある歯ぐきが、うっ血してブヨブヨしている
☑歯ぐきから膿が出ることがある
☑時々歯が浮く感じがする
☑指で触ると歯が少しグラつく
チェックがない:
1年に1度は歯科健診を受け、これからも毎日のブラッシングを心がけましょう。
チェックが1~2個:
歯周病の可能性があります。念のためかかりつけの歯科医院に、歯周病かどうか確認してもらいましょう。また、自己流ではなく正しい歯磨き方法も指導してもらうと安心です。
チェックが3~5個:
初期または中等度以上の歯周病になっている可能性があります。
早めに歯科医院で診察を受けましょう。
自分でケアするだけでは歯を歯周病から守ることはできません。
次の2点を注意しましょう。
・毎日しっかりと歯磨きをする
直後は必ず歯を磨きましょう。糸ようじやデンタルフロスも使うとより確実に汚れを落とせます。
歯をしっかりと磨いたつもりでいても、自己流になっていると磨き残しやすくなります。歯科医院で歯磨きのやり方を確認してもらいましょう。
・定期的に歯科医院で検診・クリーニングを
自分で歯を磨いていても、歯周病菌が潜む歯垢や歯石はだんだんと歯にたまっていきます。
定期的に歯科医院に通って歯の検診とクリーニングを受けましょう。
二階堂歯科医院では患者様一人一人に合わせた治療をご提案しております。
歯周病かもしれないと気になったら、悪化する前にお気軽にご相談ください。