子どもの虫歯について
2020年2月26日
皆さんこんにちは。
二階堂歯科医院です。
子どもは大人よりも虫歯になりやすい傾向にあります。
これは子どもの歯である「乳歯」と大人の歯である「永久歯」に構造上の違いがあるからです。
それだけに、小さなお子さまは虫歯予防を徹底しなければなりません。
今回はそんな子どもの虫歯についてわかりやすく解説します。
子どもの歯が虫歯になりやすいのは、エナメル質や象牙質が未成熟だからです。
永久歯よりもしっかり作られていないので、虫歯菌が産生する酸で溶けやすくなっています。
また、歯の厚みが永久歯の半分しかないという点も、子どもの虫歯に強く関係しているといえるでしょう。
ただし、歯の厚みに関しては、虫歯になりやすいというよりは、「虫歯の進行が早くなる」ことに影響しているといえます。
子どもの歯は、大人の歯のようにきれいな歯並びになることはそうそうありません。
乳歯の段階では歯列の中にすき間が生じていますし、永久歯との生え変わりの時期である混合歯列期は、歯列全体が乱れてしまうものです。
そうした歯並びやかみ合わせの異常が存在すると、歯磨きしにくくなり、虫歯のリスクも上昇するのです。
ここまで、子どもの歯は虫歯になりやすく、進行するのも早いということをお伝えしました。
つまり、虫歯になってから治療を始めたのでは、失う歯質の量も多くなり、場合によっては抜歯せざるを得なくなります。
「乳歯の早期喪失」というのは、これから生えてくる永久歯にも悪影響が及ぶため、出来る限り避けなければなりません。
ですから、子どもの虫歯は早期発見・早期治療が重要であることは当然として、予防するのが一番といえます。
当院では、そんな子どもの虫歯を予防するために、さまざまな処置を実施しております。気になる方はお気軽にご連絡ください。
このように、子どもの虫歯は大人の虫歯と異なる点がいくつかあります。
それらを踏まえた上で、子どもの虫歯予防に努めましょう。
ちなみに当院では、子どもの虫歯を予防するために、フッ素塗布やシーラント、ブラッシング指導などを実施しております。