八重歯の原因とデメリットについて
2020年10月29日
皆さんこんにちは。
二階堂歯科医院です。
出っ歯や乱ぐい歯など、歯並びの乱れにはいろいろな種類がありますが、八重歯は特別な見方をされることがあります。
“付け八重歯”というものが流行するくらいですから、八重歯であることをメリットに感じている人も少なくないのです。
けれども実際は、八重歯によっていくつかのデメリットを被ることがあります。
今回はそんな八重歯の原因とデメリットをわかりやすく解説します。
八重歯とは、上の犬歯が外側に飛び出した歯並びで、実は「乱ぐい歯」「叢生(そうせい)」の一種といえます。
歯がきれいに並ぶためのスペースが不足していることから、犬歯が歯列の外側に飛び出してしまった状態です。
これが人によっては愛くるしい印象を与えるため、チャームポイントのひとつとして捉えられることがあります。
八重歯は歯ブラシを当てにくく、汚れたたまりやすいため、むし歯や歯周病のリスクが増加します。
口臭の原因にもなることから、衛生面において大きなデメリットがあることを知っておいてください。
八重歯は基本的に、下の歯と正常に噛み合うことはありません。
全体のかみ合わせも乱すため、お口の機能にとっても悪影響が大きいといえます。
ですから、八重歯というのは、出来れば矯正治療などによって改善するのが望ましいといえるのです。
歯列矯正であれば、八重歯の原因を根本から取り除くことが可能です。
成長期に矯正治療を受けることで、顎の骨が正常に発育し、スペース不足を解消できます。
その結果、将来的に八重歯になるのを防ぐことも可能です。
このように、八重歯というのは一見するとその人の魅力のひとつとして映りがちですが、お口の健康や機能に悪影響をもたらすものであるという点も理解しておきましょう。
そんな八重歯が気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。最適といえる治療法をご提案します。