入れ歯にも種類がある?
2020年3月30日
皆さんこんにちは。
二階堂歯科医院です。
何らかの理由で歯を失った際には、人工歯で補う必要があります。
いわゆる「補綴治療(ほてつちりょう)」と呼ばれるものですね。
最も一般的な補綴装置といえば「入れ歯」ですが、実は入れ歯にも種類があるのをご存知でしょうか?
今回はそんな入れ歯の種類についてわかりやすく解説します。
入れ歯は、大きく2つに分けることができます。
それは「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類です。
部分入れ歯は、文字通り歯列の中に部分的な欠損がある場合に用いられるもので、歯を1本失った症例から、複数本失った症例まで幅広く適用できます。
一方、総入れ歯はすべての歯を失った症例のみ適用される入れ歯治療です。
それぞれ対象となるケースが異なるので、どちらが優れているということはありません。
入れ歯は、保険診療と自費診療によっても違いが出てきます。
保険診療の入れ歯というのは、使用できる材料や治療法が限られていますが、自費診療ではそうした制限がありません。
ですから、自費の場合は耐久性や審美性、機能性などを追及した入れ歯を作ることができます。
最もわかりやすいのが「義歯床」に使用する材料の違いです。
例えば、総入れ歯を保険で作るとなると、必ず「アクリルレジン」と呼ばれるプラスチックで、粘膜に吸着する部分である義歯床を作らなければなります。
一方、自費診療なら丈夫で熱伝導率の高い「金属床」を作れることから、薄くて異物感が小さく、食事の熱も伝わりやすい入れ歯を製作可能です。
このように、入れ歯にはいろいろな種類がありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
まずは患者さまのお口の状態を診させていただき、最適といえる入れ歯の治療法をご提案いたします。
その際、ご要望をお聞かせいただければ、出来る限り治療計画に反映するよう努力いたします。
入れ歯は毎日使うものなので、より良いものを作ることが大切です。