ブログ|北九州市小倉で歯科をお探しの方は二階堂歯科医院まで

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「フッ素でむし歯予防」とはどういうこと?

2022年8月10日

皆様、こんにちは。
北九州市小倉北区の二階堂歯科医院です。
 
お子様を歯科医院に連れていき、治療の最後などに、「フッ素を塗りましょう」と言われたことはありませんか?
歯にいいものとはわかっていても、フッ素が何なのか、よく理解されている方は少ないのではないでしょうか。
 
今回は、「フッ素」についてお話ししていきたいと思います。
 
 

そもそもフッ素とはどんなもの?

フッ素とは、私たちの身近にあるもので、お茶や魚介類にも多く含まれているミネラル成分のひとつです。
体に悪いものではないかと思われる声もありますが、そんなことはありません。
フッ素はむし歯予防に欠かせないだけではなく、丈夫な歯や骨を作るために、大切な役割を果たしています。
 
 

フッ素の嬉しい効果

フッ素を使用すると、むし歯を防ぐための下記の作用が期待できます。
 
まずは、「再石灰化の促進」です。
食後に酸性に傾いたお口では、歯の表面からカルシウムやリンが酸によって溶け出す「脱灰(だっかい)」が起こっています。
再石灰化とは、脱灰によって歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進することです。
 
次に、歯の質を強くして酸に溶けにくい歯にします。
さらに、歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)の中にいるむし歯菌の働きを弱めて、酸が作られるのを抑えることができます。
 
 

フッ素の活用法

一番身近で手軽なのは、フッ素配合の歯磨き剤を使用して、毎日しっかりと歯磨きを行うことです。
歯磨きのたびに使用することで、歯磨きの効果を高めることができるほか、歯磨き後に口の中の歯や粘膜に残ったフッ素が少しずつ唾液に混ざることで、予防効果を発揮し続けてくれます。
 
むし歯予防の効果を高めるためには、長い間フッ素がお口の中にとどまっていることがとても大事です。
歯磨き剤に含まれるフッ素の濃度は、歯科医院で使用するものより低いですが、毎日使い続けることで効果が期待できます。
 

歯がでてきた6ヶ月頃~2歳くらいの小さいお子様は、最後の仕上げ磨きの際に、大人が歯ブラシにフッ素配合の歯磨き剤をつけて、仕上げ磨きをしてあげましょう。
自分で磨けるようになったら、就寝前の歯磨きの際に使用すると、高い効果を発揮します。
 
また、歯科医院でフッ素を歯に直接塗布してもらうのが、もっとも効果があります。
生えたての歯は歯質が弱くて未完成なため、フッ素塗布がおすすめです。
1歳半頃から塗布することができます。
フッ素の塗布目的だけで歯科医院に来ていただくのも大歓迎です。
 
その他、フッ素配合の洗口液でうがいをするという方法もあります。
 
 

フッ素を有効活用して、むし歯予防を!

フッ素をうまく利用すると、お口の健康を保つことにつながります。
小さいお子様からシニアの方まで、上手にフッ素を利用してむし歯を防いでいきましょう。