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喫煙が歯周病を悪化させる?

2020年1月15日

皆さんこんにちは。

二階堂歯科医院です。

 

歯周病というのは、いろいろな要因によってその症状が悪化する病気ですが、とりわけ喫煙習慣には注意しなければなりません。

 

そこで今回は、喫煙によって歯周病の症状が悪化する理由についてわかりやすく解説します。

 

一酸化炭素が歯茎を酸素不足にさせる

タバコの煙の中には、一酸化炭素が含まれています。

 

一酸化炭素というと、火事の現場などで発生して、中毒を起こす物質として有名ですよね。

 

それがお口の中で作用するのですから、それ相応の健康被害が及ぶのも当然です。

 

具体的には、歯茎への酸素供給を滞らせることで、歯周組織全体を弱らせてしまうのです。

 

ニコチンが血管を縮ませる

タバコの有害成分といえば、ニコチンです。

 

ニコチンは歯茎の血管を収縮させ、酸素や栄養の供給を妨げてしまいます。

 

その結果として歯茎の免疫力が低下し、歯周病の症状も悪化していくのです。

 

ヤニが細菌繁殖の温床となる

もう一つ、タバコに含まれる有害成分として忘れてはいけないのが「ヤニ」ですね。

 

ヤニは歯の表面に付着することで、歯周病菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

 

歯周病菌の数が増えれば増えるほど、歯周病の症状も悪化していきます。

 

喫煙が歯周病の症状を隠す?

これは意外に思われるかもしれませんが、喫煙をしている人は、歯周病の症状が目立ちにくい傾向にあります。

 

これは上述したような喫煙による弊害によって、歯茎の腫れや出血が起こりにくくなるからです。

 

専門的にはこれを「マスキング効果」と呼んでいます。

 

ですから、一見すると歯周病にかかっていないように見えても、実は知らない間に重症化していることも珍しくないので、喫煙習慣のある人は十分に注意しましょう。

 

まとめ

このように、喫煙習慣と歯周病には密接な関連がありますので注意しましょう。

 

今現在、歯周病にかかっている人はもちろんのこと、歯周病にかかっていないと思い込んでいる人も、実はマスキング効果によって症状が隠されているだけかもしれません。

 

そんな歯周病について不安な点がある方は、いつでも当院までご連絡ください。