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歯と認知症との関係について

2021年1月28日

皆さんこんにちは。

二階堂歯科医院です。

 

歯と関連のある病気といえば、歯周病や虫歯がまず思い浮かびますよね。

 

これらは歯を失う原因の第一位と第二位であり、お口の健康とは切っても切り離せないものといえます。

 

それに加えて、歯周病が重症化すると、脳梗塞や心筋梗塞、誤嚥性肺炎などを引き起こすことがありますが、実は認知症との関連も指摘されています

 

今回はそんな歯や口腔疾患と認知症との関連についてわかりやすく解説します。

 

自分の歯で噛めなくなることの弊害

歯の本数が減少して、そしゃく能率が低下すると、認知症のリスクが上昇するといわれています。

 

これは噛む行為による脳への適度な刺激が失われるためです。

 

たくさんの歯が残っていて、いつまでも自分の歯でしっかり噛める人は、何歳になってもお元気ですよね。

 

やはり、しっかり噛めるということは、口腔内だけではく、脳や全身の健康維持・増進にも大きく寄与するものなのです。

 

歯周病と認知症の関係

歯周病は、一見すると認知症と何ら関係のない病気に思えますよね。

 

もちろん、重症化するとしっかり噛めなくなったり、その歯そのものを失ったりするため、間接的には認知症のリスク上昇と関連しているといえるでしょう。

 

ただ、実は歯周病は、直接的にも認知症と関連していることがわかってきました。

 

九州大学の調査・研究によると、歯周病菌に感染すると、認知症の原因となる「アミロイドβ」と呼ばれる物質の産生が10倍にまで高まることが判明しました。

 

これはあくまでマウスを用いた実験であり、私たちヒトで全く同じ結果が得られるとは限りませんが、少なくとも歯周病と認知症には因果関係があるといえます。

 

まとめ

このように、歯と認知症には、いろいろな面において関連が認められます。

 

歯周病と認知症に関しては少し難しい話になりますが、いずれにせよ健康な歯や口腔環境を維持することで、認知症のリスクを下げられるのは確かです。

 

将来的にも認知症にかかりたくないという方は、歯やお口の健康の維持・増進に努めましょう。